京都に住んで〇十年、紅葉の名所と言われる場所は数あれど、
殆ど見に行ったことが無かった私。
勿論、行きたい気持ちはありましたが、
時間、体力、そして心の余裕、加えてお財布事情と余裕が無さすぎて、
いよいよ、体力の限界がもうそこまで見えだした今頃になって、
慌てて動きだし、先日の休日、紅葉狩りに行ってきました(;^ω^)💦
今回訪れたのは「園光寺」さん。
まず初めに目に飛び込んできたのがこのお庭。
渦を巻き、様々な流れを見せる白砂を雲海に見立て、
天空を自在に奔る龍を石組であらわした平成の枯山水である奔龍庭。
見る角度により表情を変えるその様は何とも斬新で躍動的です。
本堂の玄関には、立派な襖絵が公開されています。
そして、十牛の庭の回遊式庭園の紅葉。
息を飲むほどの紅葉と敷紅葉はうっとりする美しさです。
こちらのお庭も見る角度によって様々な表情を見せてくれ、
その美しさに時間が経つのを忘れてしまいそうでした。
その庭園の中に佇む小さなお地蔵様。
紅葉に目をやっていると見逃してしまうような小さなお地蔵は、
ほおづえをついたような姿で優しく微笑するお顔はとっても可愛くて、
こちらまで思わず微笑んでしまいます。
そしてそのお庭の一角には手水鉢を用いた水琴窟があり、
竹の筒に耳を当てると、水滴一滴一滴が奏でる澄んだ音色がとても心地よく、
とっても癒されました。
目にも鮮やかに美しく、日々の喧騒から離れた空間に、
心穏やかにやすらかな時間を過ごさせていただきました。
この時間を頂けたことに心から感謝です。