またまたまたまた、先日からの続きです。
近くに住んでいる兄が沢山のお野菜を持ってきてくれます。
大食い家族の我が家にとっては大助かり。
先日も、大根(葉付き)はつか大根(赤い小さなカブ)、小松菜、ホウレンソウ、里芋と
いつもいつも沢山のお野菜を分けてくれます。
そして、おまけのデザート?まで持ってきてくれました。
兄の畑の片隅で育てている「ムベ」です。
「ムベ」の名前の由来は天智天皇が滋賀県東近江市一帯へ狩りに出かけた際、
8人の息子をもつ元気な老夫婦に出会い、健康で元気でいる長寿の秘訣を尋ねたところ、
「この地で採れる無病長寿の果物を、毎年秋に食べているからです」と答え、
果物を献上したところ、それを召し上がった天智天皇が
「むべなるかな(もっともである)」とおっしゃったのが由来との説とか。。。
そんな由来があったとは知らなかった私です(汗)
幼少の頃は家の近くの山々には秋になると沢山のムベが生り、
学校帰りや休日には長い竹竿を持ち、カラスと競うように熟したムベを探しては採り歩き、
むさぼるように食べていた思い出があります(笑)
皆さんはこのムベ食べたことがありますか?
このムベ、中には少し大きめの種がビッシリと入っており、
種と皮の間の白い部分はザラザラしていて食べられず、食べられる部分はごく僅かで、
食べられるのは真ん中の部分と
種のまわりについているゼリー状のごくわずかな部分だけ(笑)
種をよけて食べるのもかなり大変で、
私は種ごと口の中に放り込んで舌で種の周りの果肉をこそぎ取り、
後で種を吐き出すという食べ方をしていました(笑)
なので、ムベは必死で採り集めた労力の割に、果実の部分が少ないので、
お腹が満たされないという残念な所もありますが、
天皇に収めるほど無病長寿の果物と思うと、その僅かな果実の甘みが特別な旨味に感じます(笑)
でも、それも含めて、1年に1度、故郷の幼少の頃を懐かしみ、
ムベの味を楽しませてもらえる兄に、感謝です。