日別アーカイブ: 2017年7月26日

真似は出来ん

先日の事、所要で出かけた先で歩いていると、蝉の抜け殻を見つけました。

人通りがある塀にしがみついている抜け殻と、

車通りの多い道端の草にしがみついている抜け殻です。

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長い間、土中で暮らし、やっと地上に出てきて羽化するのがその場所だったのか・・・と思うと、

気の毒に思えたり、その逞しさに感心したり。

 

ところで、皆さん蝉の一生って知っていますか?

「蝉は2~3年土中にいて地上に出たら1週間の命」なんて思っていませんか?

・・・って、実は私はそう思ってたんです(汗)

でも、セミの一生って結構ハードな一生なんですって‼

セミは7~8月頃に木の枝や幹にあけた穴に卵を産み付けるのですが、

その卵は翌年の梅雨の頃に孵化し、

その後、幼虫は土の中にもぐりこみ、木の根から養分を吸って成長しながら、

土の中で半年から1年ごとに脱皮をくり返して、しだいに大きくなり、

種類によって異なりますが平均卵から1~2年から4~5年、土の中で過ごすようです。

大きいセミほど長く土の中におり、中には17年、地中にいるセミもいるそうです。

そして、やっと長い土中生活を終え、日没後地上に出て羽化をし成虫となるのです。

そこまで頑張ってる蝉ですが、幼虫の時はモグラやケラなどに襲われ、

成虫になってもスズメバチや蜘蛛に捕食され、挙句に人間にまでつかまってしまうのです。

その人間に捕まることで樹液しか吸わない蝉は飼育が難しいため

採ってきたセミが食事が出来ず1週間程で死んでしまうことから来ている都市伝説だそうです。

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実際は1ヶ月~1ヶ月半ほど生きるそうです。

そして、蝉はオスが交尾をするメスを呼ぶために鳴くそうで、

それも種類によって鳴く時間が違うそうな。

たとえば、クマゼミは午前中に、アブラゼミは午後、ヒグラシは夕方に鳴くようで、

気温や湿度などが関係しているとも言われているようです。

およそ1ヶ月の間にオスは子孫を残すためにメスに鳴いて猛アピールし、

交尾をした後は数日のうちに死んでしまうそうです。

又、メスも数日後枯れ木などに産卵した後は数日で死んでしまうそうで、儚いですね。

 

今までは、ミンミン鳴く蝉を「うるさいなぁ~」とか「暑苦しいわぁ~」と感じていましたが、

蝉たちが子孫を残すために生きて来た証だと思えば、許せちゃうかな^^