先週の事ですが・・・
田舎の母から荷物が届きました。
中に入っていたのはお米と人参、そしてジャガイモでした。
母の愛情が一杯詰まった詰め合わせ。
この人参は昨年秋、母が種まきをし、私が帰省した際に
一緒に畑まで見に行った時の人参です。
小さな芽が出ていた人参の間には雑草が生え、手入れをしなければならない状態でした。
94歳になる母は痩せて折れ曲った指先でそれを一生懸命に引き抜き、
間引きをしながらここまで大きくして送ってくれたのです。
それも他府県に住んでる兄弟全員6人分(汗)
本当に有難い事です。
そして、老いてなお、子供の事を気遣い心配し、愛情を注いでくれることに頭が下がります。
御礼の電話をすると、嬉しそうに声を弾ませ、
「旨かったやろ?母ちゃん頑張って作ったとよ~」って・・・
そして、4月から悪くなった足のリハビリに週2で行くようにした・・・と。
リハビリより畑仕事がしたいと言っていた母なのに何で急に・・・と、
「そんなに足が悪くなったの?」・・・と聞く私に、
「私が家に居って毎日畑仕事すれば、畑で具合でも悪くならんかと
若い人(兄夫婦)が心配して気も時間も使うじゃろ?
だけん、少しでも若い人に迷惑ばかけんごと私が外に出れば
その間だけでも自由にゆっくり出来るじゃろ?」・・・・と。
幾つになっても、身体が思う様に動かなくなっても、
周りに気遣い気丈に振る舞う母に私は胸が締め付けられました。
私はそんな強くて優しい母にこれからどれだけ近づけるだろうか・・・
母の深い愛情と、今後の生き方をお知えられたような気がしました。