さてさて、いよいよ弾丸帰省最終日です。
昨日の田舎散策の残りを少し・・・
それは散策途中に見つけたマムシ草の実です。
マムシ草の花
WEBよりお借りしました。
何ともトロピカルな感じで美味しそうに見えなくはないですが、食べてはなりませぬぞ‼
マムシ草は全草猛毒ですので、実も勿論猛毒です、くれぐれもご注意を‼
さてさて、最終日、朝から帰る準備を整えていると、
例年のごとく、母が、
「瓜の漬物は持って行かんか?」
「人参も立派に出来たから少し持って行かんか?」
「あご(トビウオ)も美味しかったやろ?ちょっと持って行かんか?」
「イヤイヤ、気持ちは有り難いけど、例年以上に寒い時期に来たから、
洋服だけでバックには何一つ入る余裕は無いんよ、ありがとうね」と言うと、
寂しそうな顔をしてガックリと肩を落としていました。
それでも、自分が作った物を何かしら持って行かせたかったのでしょう。
娘に「❍ちゃんも鞄には何も入らんとか~?」
「お婆ちゃんの漬物とあごは持って帰らんや~?」と娘の所へ。
娘は鞄に余裕があったのか、「うん、持って帰る~♪」
母はその瞬間満面の笑顔になり、嬉しそうでした。
しかし、私はココだけの話、実は若干青ざめておりました。
だって、瓜の奈良漬けにあごの干物、どちらも結構強い匂いがあるので、
生ぬるい電車の中でこの匂いが漂ったらと思うとドキドキが止まりません(笑)
でも、最後に婆ちゃん孝行してくれた娘には感謝でした。
母・私・義姉(母の杖に注目‼ 木の枝です 笑)
いよいよ、お別れの時、
「来年も絶対帰ってくるからね、元気で待っといてね」というと、
「気を付けて帰らなでけんばい」と、今にも泣き出しそうな表情で顔を歪めていました。
車の窓を開けて手を振る娘に、見えなくなるまで手を振り続ける母。
少しずつ小さく見えなくなっていく母の姿に後ろ髪を引かれながら、
もっと何かしてあげられることはなかったかしら・・・と私は猛反省。
いつまでも、幾つになっても上手に親孝行出来ない娘です。
昨年より食も細くなっている母の身体が心配ですが、
それでも昨年よりも気丈に振る舞ってくれたおかげで私も一安心です。
元気な顔を見られて良かった。。。
眼下に見える生月島
そして、オマケの話。
95歳になる母は一緒に住んでいる孫娘の影響で
ジャニーズの嵐のメンバーの顔と名前を全部覚えています。
お好みは「二宮君」らしいです(笑)
長々と帰省ブログにお付き合い下さりありがとうございました。