昨日、キクラゲの入った中華サラダの食ブロをアップしたのですが、
今日はそのキクラゲの思い出話しを1つ。
味は?ですが、キクラゲの歯ごたえが大好きな私。
今ではスープに入れたり、炒めものやサラダなど色々使って食べています。
そのキクラゲ、私には幼少の頃の思い出があります。
ド田舎育ちのド貧乏の私の実家は山の中に建っており、周りは沢山の木々が茂り、
まるでトトロの世界のよう(ホンマはそんなエエもんちゃうけどね 汗)
小さなころはお腹が空いてもおやつなどある訳もなく、
野山に入っては野イチゴや山葡萄、アケビやムベ、ヤマモモやイヌビワなどなど
季節ごとに山の果実を見つけては自分で自分のお腹を満たすのが当たり前でした。
そんなある日、お友達と一緒に山に入っておやつになる食糧を探していると、
倒木にビッシリと生えた気色の悪い物体(キクラゲ)を発見・・・
こんな感じ (WEBよりお借りしました<(_ _)>)
それを初めて見た私がビビッていると、その友達が、
「この気色悪いヤツ、食べられるって家の母ちゃんが言いよったよ~」・・と。
「え~~~っ、こぎゃん気持ちの悪かもん食べられると?」と私が聞くと、
「うん、母ちゃんはコレを一杯採って乾かしとるよ~。
町の人は美味しか~言うて買うてまで食べよらすらしかよ~」とな。
コレは本当にそんな美味しいものなのか・・・・・・・・?(ーー;)
私は大きめのキクラゲをむしり取って握りしめ家に帰り、母にその話をしながら見せると、
母は、「こぎゃん気持ちの悪かもん、どっから取ってきたとか~‼」と怪訝な顔。
「食べたら美味しゅうて町の人は買うてまで食べよらすらしかよ~と言う私に、
母は「いくらひもじかってもそぎゃんもんは食べんでよか‼」・・・と聞く耳持たず(笑)
でも、私はいつか母もその美味しさに気付かされ、
我が家の食卓に並ぶ日が来るのでは・・・と、
誰に頼まれた訳でもないのに、雨上がりの日には山に入って
倒木や湿った場所に立つ枯れ枝にビッシリと生えているキクラゲを見つけては
家に持ち帰り乾燥させて保存しておりました。
たぶん、大きいゴミ袋45ℓ一杯になるくらい干してたかなぁ~(笑)
その後、たまに遊びに来られる親戚のおばちゃんのお土産になっていたのは見たけれど、
私が思い出す限り、そのキクラゲが我が家の食卓に上がることは一度も無かったかな(笑)
そして、その大袋の残りのキクラゲの行方は・・・
その後、目にしたことはありませんでした。
今思えば実に勿体無い(笑)
そんな事があったからか美味しく感じるのか、
町の人が「美味しい」と言っていた・・・と言う言葉に未だ洗脳されているのか分からないけれど、
私はキクラゲが大好きです(笑)
そこで、突然ですが質問‼
「何故、雨上がりにキクラゲを採りに行くのでしょうか?」
答えは、
お天気が続き乾燥したキクラゲは小さくなり見つけにくいのですが
雨上がりはキクラゲが水を吸ってふやけ大きくなるので、
すぐに見分けが付き、大きいものだけを選んで採れるからです。
これまた、幼少期の自分ならではの解釈ですけどね(笑)
なかなか食卓へあがる機会が少ないキクラゲですが、
意外に栄養素も多く含まれていて、代表的な物として、ビタミンD、不溶性食物繊維、
鉄分、カルシウム、カリウム、ビタミンB2などが含まれています。
皆さんも機会があれば是非ぜひお料理に使って下さいませ~。
勿論、山採りは無理なので、市販のキクラゲを・・・ね(´∀`*)ウフフ