先日、お客様のお庭に植え込む樹木を探しに出かけた際、面白い草を見つけました。
今まで色々な雑草を見てきましたが、この草を見たのは初めてです。
お花はどうやら閉じた後のようで、決して目を引くものではなかったのですが、
独特な形の種?に思わず目に止まりました。
お花はこんなお花のようです。
帰ってから調べてみると「青麻(イチビ)」又は「桐麻(キリアサ)」という名前で
アオイ科の植物で1日花だそうです。
かつて茎から繊維(麻)を採る植物としてインドから中国経由で日本に渡来し、
平安時代から江戸時代まで利用されていましたが、それが雑草化しているわけではなく、
このイチビは種類の違うイチビらしく、輸入された牛の飼料に混入し、
それを食べた牛の糞を有機肥料として畑に撒くことで拡大しているようです。
又、一度種が地面に落ちると何十年にも渡って発芽し続けるので、
作物の収穫が減少し、海外でも畑の難防除雑草として問題となっているそうです。
見ている分にはそんな困った草には見えないのに、
調べてみないと分からないものですね。
もう少しで、「変わったお花みぃ~っけ♪」って持ち帰るところでした。
お~っ、危ない 危ないっ(笑)^^