日別アーカイブ: 2016年9月21日

追いつかない

何のネタも無いので今日は我が家の晩御飯ネタです。

それも、ただ、作ったぞぉ~というだけの報告です(笑)

運動会シーズンの今、久しぶりに「いなり寿司」を作ってみました。

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私の故郷では小さなころは運動会となると、親や兄弟を始め、

祖父や祖母、親戚まで応援に来るお家もあり、

学校の周りにはいくつかの出店が出るほどの賑わいがありました。

我が家は農家で休む暇もない時期でしたが、この日ばかりは父も母も仕事を空けて、

応援に駆け付けてくれ、嬉しかった記憶が残っています。

決して運動神経が良いわけではない私、

勿論、運動会で結果を残す事が出来る訳もなく、

子供ながらに運動会の楽しみと言えば競技やダンスとかではなく、母の手料理でした(笑)

我が家は貧乏で滅多にカラフルな色や洒落た味?のついたご飯は食べられなかったけれど、

この時ばかりは母自慢のご馳走が重箱に詰められ並ぶのです。

朝早くから海苔巻、玉子の巻き寿司、いなり寿司、

そして、お煮しめやデザートの果物とゴザの上に広げ並べられているのを

お昼休憩に入ると家族みんなで食べるのが嬉しくて、嬉しくて、

午前中の競技には身が入らないくらいでした(笑)

そんな思い出の味のいなり寿司、母は甘辛く似たフワフワのお揚げに、

具材(ゴボウ、干ししいたけ、天ぷら、ちくわ、蒲鉾、人参、かんぴょう)を

細かく切って味付けしたものを寿司めしの中に詰める形で作ってくれましたが、

私はいつも上手く作れないので、最初に上の具材を作りチラシ寿司にしたあと、

それを詰めていなり寿司を作ります。

でも、何度作っても、なかなか母の味には追いつきませんが、

思うより手がかかる私の想い出のいなり寿司は

昔懐かしい田舎の風景と思い出も合わせて私の心とお腹を満たしてくれました。

そして、息子のお腹も満足させられたようです(笑)(*^_^*)