日別アーカイブ: 2018年9月6日

おばちゃんの自由研究

先日、沢山実ったフウセンカズラの実が茶色くなったので、

来年の種まき用にとフウセンカズラを取り千切っていると、

中の実が、1個、2個、3個と、種の数に違いがありました。

何で、数の違いがあるの?(今頃?笑)

まるで、小学生の夏休みの自由研究ばりですが、

改めてフウセンカズラの事を調べてみることにしました。

WEBよりお借りしました。
フウセンカズラの花は雄しべjも雌しべも備わった両性花です。
雄しべは8本で、雌しべは中央に一つですが、
これはよく見ると先端が三つに分かれています。
つまり三つの雌しべが融合したものだと思ってください。
雌しべの一番下の部分は子房と呼ばれ、子房は心皮(シンピ)で囲まれていますが、
この中に卵子が作られ、柱頭で受粉した花粉から出される精子と受精して、
受精卵から胚、そして種子が形成されます。
この子房はフウセンカズラの場合は三つに分かれていて、心皮で仕切られています。
つまり三つの柱頭に対応しています。大きくなった果実(フウセン)は三つの膨らみがあります。
これを輪切りにしてみるとはっきりわかりますが、中は三つの部屋があるはずです。
それぞれの部屋の中に中心にくっつくようにそれぞれ一つずつの種子が見られます。
この果実の種子が入っている部屋を囲っているのは心皮(シンピ)です。

P9030001

もし雌しべの三つの柱頭がどれも全部ちゃんと受粉して、
子房で受精が行われれば種子は3個出来ますが、
もしどれかの柱頭での受粉がうまくいかない場合には、
それに応じてできる種子の数は2個あるいは1個ということになります。
もちろん受粉はできても、なにかの原因で受精がうまく成功しないこともありますので、
その場合も種子の数は少なくなります。

P9030006

なるほど~、

フウセンカズラのお花は小さくて雌しべの先端が三つに分れているのは

どう頑張っても見えないけれど、3つの雌しべがあって、それぞれが受粉し、

それぞれの雌しべの部屋(心皮)で種子が育てられるという事なんですね。

 

だから、受粉が上手くできなかった場合は実が1個、2個となるという事なのですね。

何年もフウセンカズラを育てていながら、

そんな繊細な作りのなかで一生懸命種子を育てていることに気付きもせず、

まるで悪ガキのように、その風船をパンパンと割って楽しんでいたこのおばちゃん・・・

我が事ながら、お恥ずかしゅうございます(;”∀”)

しかし、お花の不思議が分かると、そのお花に対する愛着が湧いて、

ますます大事に育ててあげなきゃなと思います(今更ですけど・・・汗)
❍❍歳、おばちゃんの夏の自由研究でした(笑)(;”∀”)